母整研では、ご要望があり、受講生数が規定以上集まってくださった所へ、
セミナー展開にでかけてまいります。
今年は、5月終わりから毎週末地方セミナーで、
家に不在状態が続いておりますが、
それでも行くのは、地域の助産師さんや看護師さんと会えるからです。
お会いした受講生さんたちからいただく元気が嬉しいからです。
今回は、中国地方の北部のほう。
周囲でお産を取り扱う施設がここ1か所になってしまう、ということで
骨盤ケアを取り入れたい、という熱い思いに応えてでした。
皆さん、とても熱心で、すでにちょこちょこ取り入れているらしく
質問も、具体的で、高度。
明日の業務から骨盤ケアを提供していただけるよう
内容を正確にお伝えできるよう
講師としても非常に緊張しつつ、楽しくやらせていただいてきました。
ここに復習で、近隣県の県立病院のスタッフたちがきてくれました。
今年は、その地でセミナーのお声がかからないな、と思っていたら
昨年、非常に熱心に「お産を助産師の手に取り戻したい」といって
世話人をしてくださった、看護部長さんが定年退職され
その後の方は、骨盤ケアに熱心ではなく、
ケアがやりにくくなったそうです。
自分がいいと確信できないものをすすめることは、人間できません。
でも、それまで行われていて、スタッフもクライアントさんもいいと認めてくれている者を
自分の一存で邪魔していいんだろうか・・・・・・
しかしながら、これはこのスタッフたちの修行だと思いました。
この新しい管理職に、骨盤ケアの有効性、効果を
スタッフがちゃんと説明できたら
強い味方になってくださるだろうと思います。
喜んでくださった妊産婦さん、にこにこ顔をみせてくれた赤ちゃん
その人たちの表情を思い出しながら、
ぜひとも、続けていけるよう、活動していっていただきたいと思います。
妊娠出産にまつわる、ということで、月経に関するトラブルを抱えた方もいらっしゃいます。
高校生くらいの思春期さん
出産年齢の方
更年期の方
閉経後の方
いずれも、骨盤の動きがリズムに乗ってダイナミックに動かないとつらさがでてきます。
先日、勉強してきた交換整体。骨盤開閉。
2回目の講習ですが、毎回いろいろと新鮮なものをいただいてきます。
習ったことを改めて、丁寧にさせていただいてみました。
ポイントビンゴ!!
開きすぎてもどってない骨盤が見事に閉じてきました。
卵巣癒気もしましたから、来月の月経が楽しみです。
月経は本来気持ちいいもの。
毎月迎える女性には、ぜひ、気持ちよさを味わっていただきたいです。
現在、骨盤ケアの中のひとつ、骨盤輪支持はさらしで行っています。
そんなんじゃ、ずれちゃって、はずれちゃって大変じゃない??
最初、私もそう思ってました。
ところが、なかなか、快適なのです。
今日も、犬をホテルに預けるのに20分散歩を兼ねて歩いて連れて行きました。
このところ、股関節の具合がどうもよくない私。
もともとがっちり固めていたのが、どうも緩んできている様子。
こうなると、周りの筋肉・靭帯との協調がうまくいくようになるまで
しばらく調子が悪くなります。
こういうときこそ、骨盤輪支持。
で、散歩のときに、さらしで支えていってみました。
現在のやり方のこつは、
「自分の臀部の筋肉で骨盤をしめて、それを支えるように巻く」です。
こうすると、筋肉の弾力がでるにつれて、巻きが甘くなることもありますが
操体法など身体を整えることをしてから行うと、全くと言っていいほどずれません。
日本人の昔からの知恵ですね。
今日も巻いて20分歩き、その後、6時間以上巻いてますが、全くずれてきませんし、
強さもちゃんとお尻になじんできています。
アイテムがずれるときは
ひきすぎ(締めすぎ)、
臀部の筋肉がこわばっている時、
位置や方向が適切でないとき
です。
強くすればいいってものではありません。
また、骨盤をしめるなんて、やってはいけない、と言われる整体系もありますが、
これも極論です。
自力で支えきれないとき、今のよい状態を自力で支えきれないときは
外から支えるように巻くことで、よい状態を維持できる。
それが、骨盤輪支持からの早い離脱になることを
現在の支える力の衰えてしまった人たちには一時的にせよ必要だということが
伝わるといいなと思います。
理論上、骨盤の上部をしめると、骨盤はひろがり、ウェストは細くなる、
となります。
さて、実際はどうか・・・・・
本日お会いした産後の方。
胸下まである産後ガードルをつけてました。
楽だったけどはずして3日の間に腰が痛い、寝腰になる、と。
みたら、肩幅が広がり、ウェストは細いけど、お尻が妙に緊張しています。
寝てもらうと、お尻がひろがりました。
坐骨は開き、骨盤上部は狭まり、腰椎近辺はがっちり硬く、
腹筋にもこりがありました。
こわばったところを緩め、セルフケアの体操をしてもらい、
さらしで骨盤を支え、下腹部を支えたら・・・・・
「楽です!!」
芸能人の出産報告がよくあります。
人によってはガードルでしめて体型が元に戻った、
と言ったり書いたりしています。
あの人たちは身体が資本。
普段の生活で体重が増えないようにスリムになるように、
ジョギング、筋力トレーニング、ヨガ、エアロビ、などなど、
かなり身体を鍛えています。
つまり、もともと骨盤を支える力が強い=骨盤力があります。
その状態で妊娠・出産をするから、骨盤が緩んでもしれてる
そして、ガードルだけを使ってるわけではない。
整体へ行ったりトレーナーがついて、
その人の体の特徴に合わせたプロの指導を受けている
そういう条件の人と自分の違いを認識していただきたい。
ちなみに、腰椎近辺がこわばると、肩幅は広がります。
今日の人、男の肩から女の肩になりました。
骨盤ケアは偉大です。