今回はいただいたご感想をシェアします。
赤ちゃんの発達に応じて離乳食を進めていくことの大切さを学びました。
知らないことがたくさんあり、多くの学びがありました。これから消化するようにします
こんなにゆっくりと「食べる」を意識したことがなかった
食べるために必要な口腔の動きを初めて考えたような気がします
自分で体験することで違いがよく分かった
事例を見ながら口の動きの変化を見ることができたのが一番よかったです
スプーンの使い方でこれだけ食べやすさが変わるといいうことを実感したこと
下唇におくスプーンの圧加減がとても大事なことを知った
スプーンの大きさ、量、角度、食べさすポイントとても勉強になりました
介助スプーンやスプーンの違い、湯呑のちがい、それぞれの違いでの口の動きの違いがよく分かりました
不適切なスプーン等で舌がでてくるのには驚きました
おすすめの介助用スプーンのボールがとても浅いこと
スプーンに載せる量で味の感じ方が変わること
体の発達と口の発達の再確認となった
口腔機能と1歳までの運動発達との関係が体で感じられたこと
保育園で茶碗を両手で持ってお茶を飲んでいたこと
「頭は国宝」確かにそう思います。無意識に扱っている人が多い。
はいはいが歯並びにも影響するという話を20年ほど前に研修で聞いたことがありました。ほんまかいなと当時は思っていながらもずっと気になっていたのですがその事が今回の研修で繋がりました
ますます、はいはい、はいはい獲得前のこと、いや、新生児期 胎児期の運動発達を勉強したいと思いました
進め方に無駄がなくわかりやすかった
皆さん お忙しい中 本当にご参加ありがとうございました。
これから、多くの支援者の方にしっていただけるよう
企画します。
またお知恵を貸してくださいね。
1月30日に開催した講習会でいただいたご質問です。
皆さんと共有します。
Q 新生児に行うカップ授乳がむいていないべびぃはどんな感じ?
A まず考えたいのは、なぜ赤ちゃんが直接授乳がしにくいのか?
母側の要因
児側の要因
姿勢と発達の関係から、ここをアセスメントする。
その上で、カップ授乳にするか、いわゆる哺乳瓶にするかを試してみる。
カップのほうが機能が引き出せそうなら、カップ。
哺乳瓶のほうが機能が引き出せそうなら、哺乳瓶。
支援者の観察とアセスメントがとっても大事なのではないかと考えています。
Q 曲がるストローとストレートなストローで機能がどう違う?
A まずはご自身でお口の動きを感じてみてください。
舌の動き、上唇の動きに違いがありませんか?
下唇への圧迫が強いと、下顎がひきさがり、お口の動きが変わると感じます。
Q 赤ちゃんが這う時は、見たいものや人に焦点をあてると思います。
その時舌の位置も微妙にかわりますか。
A 変わる可能性は大いにあると思います。
そういう意味では向き癖などがあり、一方をよく向く赤ちゃんは頭だけでなく舌も左右対称に動いていない可能性があると思います。
いろんな行動を体験できることが、育ちには不可欠、ってことになりますね。
いろんな体験をできる環境を私たちが用意してみて、赤ちゃんが楽しんで遊べたらサイコーです。
Q 運動発達について詳しく勉強できる書籍や研修はありますか?
A まずは教科書です。解剖学、生理学、生化学、発生学。
拙著「おなかにいるときからはじめるべびぃケア」は
一般の人とも話ができる内容ですので、手に取っていただければ嬉しいです。
研修は、母子フィジカルサポート研究会の育児セミナーにお越しください。
育児行動を科学的に考え、対象者のニーズに沿ったアセスメントを考えるセミナーです。
また、今回の企画は第1弾です。
この続きに第2弾、第3弾を考えています。
もしよかったら、ご参加ください。
Q 発達の動きをやりながら舌の動きに注意を向けた時に、私は舌があまり動きませんでした。
動く方が多数派ですか。
A いろんな方にしていただいた今までの経験からは、動きのある方が多いとは言えません。
大人は様々な代償動作を行い、機能を高めていきますので、わからなくても今は困らないと思います。
からだがほぐれると「わかる!」という方が増えます。
Q 「舌の動きが粗大運動の動きを方向付ける/関係が深い(ことがある)」ということでしょうか。
A どちらが影響する、ということではなく、影響しあう、と考えるのが自然かと思います。
からだはひとつなので、どこかのみが影響する、ということは私は考えにくいと思っています。
Q 今日、講座の中で体験した異なる食具で食べてみることや発達の動きを体験しながら舌の動きに意識を向けることなどは、お母さん方も体験されているのでしょうか。
A 実際に、育児サポート楽育の講座でママたちとも一緒に体験しています。
とても楽しそうに、考えあってくださっています。
ブログ記事など参考になさってください。(ブログはこちら)
東京はすごい雪
関西は、おだやかな日差し
日本は南北に長い国なんですね。
さて、1月30日に口腔機能を考える支援者講習会を行いました。
10年以上べびぃの姿勢と発達の関係を勉強してきましたが
なぜかお口の発達については、スルーしてました。
からだが発達したらお口も発達するでしょ。
実際に関わってきたお子さんも そんなご様子でした。
昨年たまたま勉強する機会があり
「あれ?お口とからだの発達はリンクしてるじゃん。
もっと具体的に知りたい」
と思って、自分の動作で研究し
裏付けになる文献を探したんです。
見事にリンクしてました。
これは母子支援者みなさんに知っていただきたい!
と思って
企画しました。
2時間の中で
自身のからだで動きを感じ
お互いに食べさせあい、飲ませあって赤ちゃんの気持ちを追体験し
機能を促進してくれる道具を考えあい
と
大変忙しい講座だったと思います。
そんな中
皆さんが楽しそうに
時には、眉間にしわを寄せながら真剣に
お水をのみ、ヨーグルトをたべている様子が
とてもうれしかったです。
今回は11名ものプロの皆さんが集まってくださいました。
ほんとにありがとうございました。
今回は、お口の機能のみに特化しましたが
じゃあ、からだへのアプローチをどう考える?
と、発達の話につなげられるなあと考えています。
第2弾考えようかな。
これは、なんと私が初めて
自分で企画・募集・展開をした講座です。
やってみたら 何とかなるじゃん! というのが大きな収穫でした。
これからも時々企画してみます。
こんなの知りたいわ、なんていうリクエストありましたら
ぜひぜひ教えてください。
行ってきました!!鹿児島!
中鶴真人さんが講師をされる
「子ども指導エキスパート初級」
(ブログはこちら⇒□)
3日の合宿で
実際の子どもたちとのかかわりを
1日目は見学
2日目はサブリーダー体験
そして
3日目はリーダー体験
私なりにつかんだこと
「ならぬものは ならぬ」
皆さん
もしも子どもなり大人なりが
赤信号にもかかわらず飛び出そうとしたらどうしますか?
「だめ!」「危ない!」
って止めますよね。
どうしてそんなことしようとしたかは二の次。
まずは止めないと命にかかわります。
子どもたちと関わるときには
この覚悟が必要だってことを
3日かけて伝えてくださいました。
かつて薩摩には
御中教育というものがありました。
年かさの子どもが年下の子どもにいろんなことを教えるというシステム。
子どもは子どもの中でいろんなことを学んでいきます。
もまれて けんかして
社会の中で生きていく術を学んでいく。
今はこれが不足しています。
特に発達障がい、と呼ばれる人は
ある意味、その人の特性に社会(の一部)があわせることで
生活しようとしています。
でもこれは一部にしか通用しない。
赤信号を渡ってしまうことを許容していることになる。
「ならぬものは ならぬ」
その行動は自分を殺してしまうよ。
ということを身体で伝え
身体で覚える。
そんな関りが必要なのです。
どんなふうにするんだろう?
どう関わるんだろう?
興味を持たれた方、
一緒に考えましょう。
ご連絡をお待ちしています。
いきなり寒くなりました。
こういう時は急に体がこわばって
循環不全に陥りやすくなります。
暖かいもの飲んで食べて
お風呂にゆっくり入って
運動しましょうね。
さて、先日ご紹介した「おっぱいの白い点」
その後またお会いしました。
「あれからすぐに授乳時の痛みはなくなりました」
「2時間おきに哺乳していた赤ちゃんが3時間ごと、夜は1回とリズムが変わりました」
「白い点は授乳後にちょっと見える位です」
「脇付近の詰まった感じはあるけれど、飲めば軽減します」
べびぃちゃん、かなりちからがぬけてきました。
生後すぐからの動作の特徴変化を目指して
ケア提供。
おうちでできることをママと練習しました。
ママ。
脇付近の詰まりは
前鋸筋の緊張が要因とアセスしました。
とすると、ここからのつながりをたどって
大元を指先で温めました。
すると・・・・・
「ええ~~!? なくなってる!!」
ママもびっくりの効果です。
おっぱい関係となると
おっぱいマッサージが必須のように思われている方は多いと思います。
緊急時は必要なことも多いですが
そもそもの要因が変化することが必須です。
私は助産師ですが
おっぱい関係で
直接おっぱいにアプローチすることは
ほぼありません。
様子の確認の後は
からだのバランス改善を試みます。
痛くないし
ママが自分でできるし
いいことたっぷり。
乳房マッサージがどうも上手にできない
手ごわいトラブルにどう対処したらいいか迷う
という方
一緒に母子フィジカルサポートを学びましょう。
https://boshi.jp/seminar/
寒い日が続いております。
来週月曜は成人式。
寒くていいので、ぜひとも腫れてほしいと願っているこの頃です。
さて、本年の仕事始めは
「白斑がとれません」という母子。
白斑(医学用語ではありません)とは
乳腺の一部が閉塞し、乳頭に白い点とあって表れる現象。
授乳の旅にまるで「かまれているような」痛みを生じます。
結構長期間にわたって発現します。
原因はあまり明確ではありません。
乳腺が何らかの理由で体幹側にひっぱられ
循環不全が起こり、白くみえるようになるという説を私は採用しています。
昔は 針でつく、なんていう方法を紹介されていましたが
絶対に行わないでくださいね。
感染を起こしたり2次障害になりかねません。
いろんなおっぱいトラブルはありますが
原因の一つはママのからだのバランスが不安定になっていること
べびぃのからだのばらんすが不安定になっていること
シンプルにこの二つです。
今回のAさんは正座すると左足に右足が重なる。
鎖骨、肋骨が全体的に右下がり。
全身の動きなどからの総合判断で、体の左右のバランスの崩れとアセスメントしました。
そこで、左右バランスがとれる体操をしていただき
正座していただくと、足は左右対称。
一方べびぃのBちゃんは、肩回りの緊張がとても高い。
寝返りは片側など、バランスの不安定さを表現してくれています。
授乳していただくと手でつっぱって
まるでおっぱいから遠ざかるようなしぐさをします。
そこで体全体が支えられ、思う存分つっぱれるように工夫しました。
そしたら
「授乳しても痛くない!」
「手ではねのけない!」
左右飲ませていただくと ふわんと力が抜けて
機能的肢位に自然になりました。
白い点は浮いてきていますが
他のつまっていない乳腺と全く同じ排出状態で痛みは消えました。
Aさんに行っていただくもの
1.からだのバランスを維持する体操2つ
2.だっこひもなど使った後べびぃちゃんBのからだほぐしをする
3.反対側の寝返り練習を手伝う
おっぱいのつまりの原因に食事をとりあげる助産師は少なくありません。
しかし、これは根拠のないものとエビデンスベースで明確になっています
とはいえ、トラブル中は、原因かもと思われるものは避けるにこしたことはないので
バランスの良い、動物性脂肪の少ない食事をお勧めします。
でも普段の生活で制限する必要は全くありません。
Aさんがうちに来られた理由
白い点ができて助産院にかけこみました。「毎日ケアに通う必要がある」といわれ
年末5日通いました。
でも・・・・・母乳ってそんなに人の手を借りないとできないもの?
そんなに日常生活に制限を加えないとできないもの?
という疑問からです。
大拍手!!
母乳育児は自然に生活の中でされるものです。
本来他人の助けは不要です。
突如つまったり、など何らかの要素があったときに
助けを求める
つまりは病気になったときと同じです。
ママが自分で状況を判断する力
ほんとに大事だなあと思いました。
こんにちは kiko です。
今日は、個人的に勉強会を開く
そのお知らせです。
母子支援をされている方対象です。
(一般の保護者の方は受けていただけません
親子向けの講座は1月30日raikuの教室で行います)
「姿勢と発達から離乳食を考える支援者講習会」と題しまして
1月30日14時から16時まで開催いたします。
ご興味のある方、下記よりお申し込みをお願いします。
http://www.kokuchpro.com/…/1aa90933d9c9a424b25ee6921739b679/
からだとお口(舌や唇、顎)の動きの相関を体感し、「べびぃ」たちの成長を助ける工夫を一緒に考えることで、乳幼児、大人のお口の機能も高められる工夫を学びあいます。
私たちのからだの機能には無駄なことはひとつもありません。
よくぞここまで精巧にプログラムされていると感動することばかりです。
その中の一つがおなかの中のゆびしゃぶり からはじまる
おっぱいを飲むこと
そして
食べること。
食欲、という本能をみたすことが
その後の
話す
書く
につながること
そして何よりも「生きる」につながること。
ひとつひとつを積み上げていく赤ちゃんの成長
繰り返し繰り返し行うことの大事さ
そんな一端を離乳食、というキーワードでお伝えできたらと思います。
先日、講座の準備をしました。
まずは自分たちで体験。
「え!?」「うそ」
赤ちゃん時代に身につけたお口の使い方がいまだに残っている・・・
その人は寝返り動作からリセットすることになりました。
立ってないからこそ練習できる
人として生きていくための機能です。
私たち支援者も体感して
そして、たくさんのママやパパに伝えていってほしいと思います。
なお、午前中はママたち向けの講座を開催します。
若干名ですが見学可能です。
人数把握のために参加希望をうけつけますが、参加できるかどうかは
後日ママたちの受付終了後にお知らせいたします。
ご了承ください。
(詳しい内容は以下ブログをご参照ください)
https://ameblo.jp/ikuji-suport-raiku/entry-12315548520.html
こんにちは kikoです。
こんなアニメがありました。
https://youtu.be/3MFwHvnjGtM
誰にも起こりうること
産後クライシス。
これは産後に限らず
人生が大きく変化する時も同じ。
産後のいいところは...
あらかじめ準備ができるところ。
どんな生活になりそうか
この先の見通しを持った備えができます。
パパもママも一緒に考えましょう。
かなり寒くなってきました。
べびぃちゃんもママもパパも冷えにご用心です。
「首」と名前が付くところを温めると
からだ全体がぽかぽかします。
肩をよく動かすと背中の細胞が熱を作ってくれます。
さて、9月に行った
「姿勢と発達から離乳食を考える」講座(←考え方はこちらをクリック)
ご好評につき
第2回目を開催することといたしました。
まずは12月19日
ぱんだクラスにて
「お口の機能を高める~姿勢と発達から離乳食を考える~」
クラスを行います。
そして、1月30日
こあらクラスにて行います。(←前回の様子はこちらをクリック)
離乳食を進めていく中でよく伺う悩み
・ なかなか食べてくれない
・ ずっとお口の中でもごもごしてる
・ すぐどこかへいってしまう
・ 自分から食べようとしない
1歳過ぎても小学生でも よく聞く声です。
これらの多くはべびぃ時代の動作や姿勢を考えると
はた、と思い当たる節がたくさんあるのではないでしょうか。
前回9月に参加されたママたちは
復習とさらなる工夫を考えましょう。
今回初めての方も大丈夫。
からだのとお口(舌や唇)の動きは相関します
ご自身のからだで体験しつつ
べびぃちゃんたちが
より 自分の思い通りに動けるように
助ける工夫を一緒に考えましょう。
お申込み お待ちしています。
PCの方はこちらから
携帯の方はこちらから
こんにちは きこ です。
2006年にべびぃケア©を世に問うて11年。
子どもの「からだ育て」に携わってきた活動をひとつの体系にまとめました。
たくさんの赤ちゃんやお子さんとそのご家族、
札幌の武岡弘子先生や熊沢千夏先生、...
桑ノ木幼稚園の入江章仁園長・高光一枝副園長をはじめ保育士のみなさん、
助産師の仲間と学びあった蓄積を
「わかりやすく考えやすいプログラム」にしました。
そして、プログラム化にあたっては、株式会社ひとまち社長のちょんせいこさんに、
多大なるご協力をいただき、形にできました。
皆様に感謝を申し上げます。
この度、佐渡市で母子支援者の皆さんへの学習会をしました。
ホワイトボード・ミーティング®認定講師、伊藤雅子さからのラブコール。
そして、菊池博美さんの励ましに支えられてのお披露目です。
21人の母子支援者が集まって下さり、ご自身の経験を発散し、そこから湧いてくる疑問を一緒に考えました。
佐渡はホワイトボード・ミーティングが浸透しており、皆さん定例進捗会議ができるので、
課題の発散もサクサク進みました。
もちろん、べびぃ時代の発達過程は、皆さんよくご存じの基本的な知識。
そこに「子どもたちの動作や姿勢に密接に関係している」という視点が加わることで、
アセスメントがより豊かになり、アプローチの可能性が見えてきます。
実際にからだを使った体験は大盛り上がりで、
「こんな少しの工夫で、こんなに体が変わる!!」と喜んでいただきました。
幸せな子ども時代を送ってほしい。皆さんの願いがより具体的にかなうよう、
これからドシドシ活動していきたいと思います。
どこでも参ります。どうぞお声掛けください。ありがとうございました。
<いただいた感想>
・もっともっといろいろなことをやってあげて、伸ばしてあげるお手伝いができるのだなあと思いました。
・赤ちゃんの頃からの粗大運動が様々な機能に関係している。発達は順序に沿って!お母さんたちにもぜひ話したい
・心と身体ってつながっているということがよくわかったセミナーでした。眼球運動一つとっても発達と深くかかわっているんだと目からうろこでした。
・できない、変なの、個性?と思っていた子どもたちの不得意にも理由があってトレーニングでかわるかもしれない
・姿勢と発達がこんなにもつながっているとは思いませんでした。筋肉も使うとこんなにも変わるのかと思いました
・こどもの動きはその子が今必要としているものであること 追視の体験ができてよくわかりました
ただいま和歌山で出産経過アセスメントの修行中です。
そこでみせていただいた学術雑誌の記事で
とても参考になる言葉をみつけました
備忘録で書いとこうと思います。
子どもの虐待とネグレクト Vol.19,No2、2017
「対話:なぜ人間の子育てに共同保育が必要なのか?」
P153
人を含む哺乳類の脳には、子育てに必要な特定の脳部位がある
次の3つの経験がすべて大切
①自分自身が大切に育てられた経験
②子育てをしている他者を見る経験
③実際に赤ちゃんを手に自分で世話をやってみる経験
この3つの経験があって初めて脳の中に配線ができる
子育て経験は本能的な脳領域に加え、大脳皮質(前頭葉)の発達に影響を与える
~環境が自分自身の脳を変え、またその自分自身の環境は、自分の意志で変えられる
私たちが今取り組んでいる「育児サポート楽育」や
桑ノ木幼稚園での「Go! Go! 赤ちゃん時代」は
上記のうち②と③を行っているんだなあと認識しました。
皆で楽しく育児を試行錯誤したいなあと改めて思います。
自分で動けない赤ちゃんは
周りが守ることが大事です。
情報の一つをご紹介します。
9月8日付朝日新聞で
「ベッドガード使用で乳児死亡(本文はこちらをクリック)」
という記事がでていました。
ベッドで寝かせているご家庭が
赤ちゃんの落下防止のために使う便利グッズですが
思いもよらない事故がおこった例です。
私の知り合いからも次のような事例をいただきました。
―――――――――――――――――
この商品、下2人に使用していました。
使い始めてからベッド下に落ちることがなくなって安心していましたが、
確かに間に挟まっていることも何度かありました。
フレーム以外はだいたいネットになっているので、
子どもが大きくなると
重さで伸縮して、
フレーム自体がずれなくても挟まったりするんですよね。
落ちなくてよかった、くらいに思っていましたが、
今思えば頼りきりになっていたと思います。
日常使用する福祉用具も何でも、
道具は使い方次第、
使う人次第だと再認識しました。
―――――――――――――――――
道具は使い次第
仕様書通りに使っていると安心せず
赤ちゃんのからだの小ささ、自分で対処できなさ、を想像して
危険をみつけるってことが大事です。
9月30日、助産師3人で運営する育児サポート楽育で
離乳食教室行いました。
初めての試みでしたが
皆さんとなごやかに、おいしく楽しく「食べる」ことを考えました。
一般の離乳食教室では しないこと満載の1時間半。
進行役の私が一番楽しんでいたかもしれません。
べびぃちゃんたちのからだがほぐれる遊び(担当T)
お水を飲む動作の体験(担当 私)
ママのからだがほぐれる運動(担当T)
食べる動作の体験(担当 私)
個別フォロー(担当Y)
3人の特技をいかした構成で進んでみました。
赤ちゃんたち、あそんでだっこでゆれて
見事なくらい寝ちゃいました。
赤ちゃんが満足した後、大人はゆったり体験を楽しみました。
自分の身で体験して、赤ちゃんの身に置き換えて想像する
という流れは、わかりやすいんだなあ、と思います。
最後起きてるべびぃちゃんたちに
ご持参の飲み物をあげてもらいました。
じ~~っとスプーンをみて
お口をあけて
自分がお口を動かすまで待ってもらう補水。
「もう一回」「もう一回」と表情で訴えてくるお子さんに
うれしそうにお水をのませるママたち。
おっぱいを飲む赤ちゃんは、姿勢をしっかりと保持して抱いてもらっていました。
目の前で現れる変化。
勇気づけられました。
またやろうっと!!
3人で次回を計画中です。