研修会ではアンケートをお願いしました。
その中でいただいたご質問への私なりの考えを
シェアしたいと思います。
Q:最近縦抱きを首すわり前からしてしまう保護者が多い。
座れる前から座らせられ、ずりばいの前に座ってしまい、
ずりばい、よつばいがなかなかできない。
順番が少し違っても手助けしながらもその子の発達として見守って大丈夫でしょうか
A:子どもたちが自分で自発的に行う行動には、すべて意味があると思います。
また保護者が行うことも同様だと思います。
今起こっている行動=客観的事実とご本人の主観的情報をいかにアセスメントするかが、
私達支援側の課題ですよね。
今していること、できていることにプラスして、より安全に、そして楽しく行えるかを
一緒に考えることが大事だと思っています
Q:やはり、はいはいは、しっかりさせたほうがいいのか?
先に立ち上がる子もいると思うのですが
A:発達課題から考えるとはいはいは、しっかりできるに越したことはありません。
先に立ち上がったお子さんも、よつばい動作をしているのではないでしょうか?
する、しないにかかわらず、
「うっかり」はいはいしてしまうような楽しい設定は可能かと思います
(参考ブログ→ をクリック)
Q:生まれて3週間で寝返りをさせるのですか ?
A:赤ちゃんはおなかの中で寝返りをしています。
あるときは背中が右側、次は左側、午前と午後でも動くなど、とても活発です。
生まれてきてからは、自分で動けないので仰向けになったら仰向けのままになりますね。
これはつらいと思うので、横向きで寝ることも経験したり、腹ばいになることも経験してもらいます。その際、頭が床から浮かないようにゆっくりと動かすと、自分で体をひねって腹ばいになります。その力を利用しているだけで、こちらで無理やりさせているわけではありません。
Q:1歳か月の男児でつかまり立ちの時、つま先立ちします。
足首回し等、日頃の保育で積極的に行っていますが、他にできることはありますか?
A:ポイントは、そのお子さんがどんなことが好きか、楽しいか、心地よいか、だと思います。
たぶん一番ご存じなのは、ママやパパです。
また日頃から接している保育士さんがよくつかんでいますよね。
そこを具体的に教えてもらうと糸口が見えてくると思います
Q:乳児についてのことが多かったのですが、
幼児になってしまった今、どうしたらよいか、考えさせられました
A:幼児の基本の動きも乳児時代の粗大運動とそれにともなう体を守る行動です。
複雑なことをいっぱい練習する前に単純な動きを楽しく行うと、
よりやりやすくなると思います。
どう取り入れるかは、私よりも保育士の皆さんのほうがたくさんスキルをお持ちです。
どうぞ自信を持ってお子さんと楽しく遊べる工夫をしてみてください
Q:写真や動画では、こうするといいんだ!というイメージが強く残り、
どうしてこの子にはこれが必要なんだろう?が伝わりにくく、
方法と結果が伝わってきたように感じました。
画像があると受講していて楽しいし説得力がある反面、
気をつける部分も多いのかなあと思いました
A:貴重なご意見ありがとうございます。その通りです 。
今回は、いろんな保育の「例」としてお伝えしました。
あえてやり方の説明をしていません 。
一例としてご覧いただければ幸いです。
Q:大阪レポートで、母親が働いていることは子どもには関係がない?影響がない?と断言していたが、さまざまなケースがあるので、必ずそうであるといえないのではないかと思いました。
A:原田正文氏の発表された一連のレポートは全体的な傾向を数字から見たものですので、
非常に大きな母数の中ではこういうことがいえる、というように私は解釈していますし、
そのようにお伝えしたつもりです。
個々のケースの問題はまた別の話と考えていますが、
このように書いてくださるように受け止められたとしたら、
私の伝え方が不十分だったかと思います。
Q:保育士として、とても発達やより安全で楽な姿勢を学べました。
ぜひ、家庭のお母さんにも伝えたいと思いました 。
本を購入したいです。書店で買えますか?すぐ買って読みたいです。
A:ありがとうございます。書店にはあまりないかと思いますが、ネットでご購入は可能です。ぜひひとつ、ぽちっとしてくださいませ 。
8月31日の研修会でいただいたアンケートは63枚!
80%以上の方が感想を寄せてくださいました。
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★ 日々の積み重ねでゆったりと過ごせる保育時間となるようにしていこうと思いました
★ 日々の養育の中で簡単な一つを取り入れてできるんだと思った 今できていること、できない事、できているけど身体を十分に使っていない、その所を十分に使えるようにサポートすることが大切と思いました
★ 心地の良い姿勢がその子によって違うということ。姿勢が安定すると、食べこぼしがあまりないということにびっくりしました
★ ふれあいや子どもにとって心地よい姿勢をするととても穏やかに育つこと、待てる子どもになることを改めて学びました
★ 気持ちいいとわかっているときの子どもたちの積極性、キラキラした表情に驚かされました。
赤ちゃんのポジショニングを学べました
★ バスタオル数枚で赤ちゃんの行動が違うこと、いかに心地よい姿勢を保つかが実感できました。
★ 遊びも決まったものでなく保育士が考えた歌遊びで子どもの体をみていたこと毎日の活動にいろいろな動きを入れて子供の体調、機嫌の目安にしていると成長過程もわかり、とても素晴らしいと思いました
★ 食べるときの姿勢により食べやすさが変わることや、寝る姿勢を工夫することにより、5分以内に眠ることができること、またこれは乳児に限らず大人にも通じるということに驚きました。
★ 追視ができない子のための遊びを見て、遊びで練習できると楽しいだろうなと感じました
★ 簡単な遊びの中で子どもの体の状態を知ることができるということ
★ 保育園に通わせていることが発達には悪影響を与えておらず家庭にいる子へのサポートも必要。
★ だっこの姿勢、寝かせる姿勢だけでなく食事の時の姿勢にも工夫することでたのしくおいしく上手にたべられるようになるとわかったこと
★ 食事の際、眠りの際映像のようにあそこまで支えをプラスして補助をしていいのだなと思った。遊びの中で自発的に行えるような工夫や声掛けをもっと考えていかなければならないなと改めて感じました
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こんなにたくさんの声を聴かせていただき、本当に感謝しています。
用意した映像は合計22分。
たくさんの情報を伝えてくれる一方、これがすべて、こうしなくちゃ、のように伝わる心配もありましたが、感想を拝読する限り、大丈夫だったなと安心しました。
なんといっても集まってくださった方たちは子どもたちによりよい保育を提供しようと考えているプロ達です。
子どもたちの表情やしぐさから、伝えたいものをしっかりと感じ取ってくださいました。
じゃあ、どうする?のHow toもなければ、明日からどうしたらいいかわかりません。
映像内での工夫は一例ですが、これが皆さんの保育に生かしていただければ
幸いです。
もっと詳しく知りたい方は、私を講師に呼んでくださいね♡
昨日のブログの続きです。
8月31日札幌 吉田学園さくら保育園での研修会では
子どもたちの育ちを応援するあれこれをご紹介しました。
その中で、私達の「できた!」体験を話していただきました。
一応3分としたのですが、おわらない!おわらない!!
始めにアンケート用紙の裏に思い出したものを書いていただきました。
話しているうちに、
「そういえば」って感じで、ほかの自分の中の
ワクワクした体験がたくさんでてきたのではないかな~~と思います。
・∀・)____________☆sтдят★____________(・∀・)
できた!体験
スケート
前転(開脚)
のぼりぼう
うんてい
なわとび
二重飛び
ピアノ
ピアノの練習
オルガン
折り紙
ローラースケート
自転車に乗れた
補助輪なしの自転車が載れるようになった
絵で賞をとった
国家試験に受かった
一輪車できるようになったとき
水に潜る・顔をつける
バタフライができるようになったとき
バレーボールで上手にサーブができた
さかあがり
ジグソーパズルができるようになった
餃子が包めた
跳び箱6段跳べた
タイヤの飛び越え
高いところからジャンプ
ジャングルジムのてっぺんまでのぼれた
トランポリン
ハイハイできた”→階段から落ちた
幼稚園・保育園時代
運動会・選手宣誓
ブロックを作ってほめられた
発表会で主役になれた
あやとり、4段はしご
跳び箱6段とんだこと
のぼり棒を上まで登れたとき
おゆうぎ会でセンター
年長ースノーボードができた
5才ー自転車に乗れた
4歳ー父に飴玉でつられて山登りをして山頂までいけたこと
年中―竹馬に乗れた
年長ー一輪車
3,4歳ー漢字で名前かけたこと
小学校時代
小1の時、プロレスで中学生に勝った時
小1-逆上がりができた!
小3-絵を褒められた 小1-ピアノの発表会
跳び箱の上で前転
小2-5段の跳び箱が飛べた
小3ー空中逆上がり成功!!
リレーの選手に選ばれた
保育園ではできなかった竹馬が小学校上がってすぐできるようになった
小学校走り幅跳び3m50cm以上、なわとび二重飛び90
小3ー一輪車に乗れたとき
小2-腹筋30回できた!
小5-バレーボールの試合でかったこと
自分の中のできた!体験は
ほんとに貴重な宝物ですね。
皆さんの「できた!」体験はどんな感じですか?
教えていただけると嬉しいなあ
お久しぶりです。
昨夜北海道から戻りました。
まあ~~~こゆいこゆい日々でした。
まるで3週間くらい滞在してたような気持ちです。
今回は勉強させていただくことと
今までの勉強の成果をお返しすることの2つが目的でした。
5月に研修計画が決まった時から
武岡弘子先生が企画をしてくださり
さまざまなところに呼びかけてくださって
総勢75名の方が集まってくださいました。
吉田学園さくら保育園の保育士さん 25名
桑ノ木幼稚園から 5名
まこまないみどりまち保育園 から10名
助産師学科の学生さんと先生 6名
発達専門の小児科医 加藤静恵先生とセラピースタッフの方
他の保育園の園長
育児中のママ
などなど、子どもたちの育ちを応援する人たちです。
今回は、理論や技術よりも
どうしてこれが必要なのか?
をご紹介し、
現場でこんな風に生かせますよ、という実践例をご紹介することを
目的としました。
この中で
「みなさんの最初の できた!っていう経験ってどんな感じですか?」と
お聞きしてみました。
お互いに話してもらったら
盛り上がる盛り上がる
自分のできた! は自分を元気にしてくれるんですね。
どんなのがあったのか?
これは次回、ご紹介します。
怒涛のような夏休みが過ぎ
ほぼそろった家族がそれぞれの位置に戻りました。
8月後半は忙しくなりそうです。
その中でも大きなトピックは
8月31日18時から行う 講演会。
子どもたちの育ちを応援する人たち向けに
話をさせていただきます。
その中で、桑ノ木幼稚園の保育部門の紹介をしようと思っており
そのための取材に行ってきました。
教えてもらった子どもたちの賢い行動をご紹介しますね。
「これから○○をします」でいうことを聞かない子どもたち
「誰が一番先にできるかな~~~」でがぜん始める
「先生できない~~助けて~~」で始める
「▶しよっか?」で他の行動と合わせて始める
子どもの声を想像してみると・・・・・
「これから○○をします」
→え~~今すごい楽しいのに、何でやめないといけないの!?
「誰が一番先にできるかな~~~」
「▶しよっか?」
→わぁ おもしろそう!!やるやる!!
「先生できない~~助けて~~」
→先生大変、助けなくっちゃ! ぼく(わたし)できるもん
大人は、何でするかがわからなくても
しろっていうんだったらする という訓練を積んできていますよね。
でも、子どもたちは、自分にとって意味があることならできるけど
そうでないことはしません。
なので、子どもたちにとっての価値を伝えることが大事なんだなあ。
そんな場面が目に浮かぶお話でした。
「なんで できないの!」という前に
どう考えてるかな? 感じてるかな? をアセスメントすることが
大事ですね。
はい、かつて、どなってばかりの母の反省です。
現在の我が家のメンバーの住処
日本、アメリカ、タイ
先日、タイにむけて、一人が旅に出ました。
出発前2週間以上かけてリクエスト収集に奔走。
結果。
スーツケースにほぼ満杯の日本食。
最近は、とてもおいしいフリーズドライがあるので
とても助かります。
15年前にオランダにいたころは
日本食はかなり高価で
今ほど手軽ではなく・・・・・・
なので、日本から人が来る、って時には
こんにゃく、納豆、日本酒!
なんてのをよく頼んだなあ。
でも、旬のものは持ち運びに限ります!
ということで
夏のちらし寿司
みょうがのみそ漬け
和菓子
もお持たせすることにしました。
元気で活躍してくださいませ。
日本食パワーを届けるよ!
本日は思いっきりたかびーなテーマにしてみました。
ひゃあ~~~
書いてて気が引けますが、勇気を出します!
先日お越しくださったクライアントさん
赤ちゃんがなかなか はいはいしない、というのが悩みでした。
様子を観察させていただくと・・・・・
寝返りはものすごく上手
縦抱きにするとよく反り返ってる
足あげて手でつかむもそれなり
注視はOK
追視は・・・眼球のみでの追視は左右差有
「背中がすごく硬いんです」
「眠い時にぎゃ~~って大泣きします」
ふむふむ
発達の順番の中で練習不足がありますね~~
そこ、練習してみましょうか?
こんな感じ
おうちでできそうですか?
じゃあ、やってみてくださいね
そんなこんなを練習していたら
「ご職業は助産師ですか?」
はい
「助産師さんってどうやったら体が動かせるようになるかが
わかるんですね」
・・・・・・
私はわかります。
赤ちゃんと体の会話をしながら教えてもらいます
昔の産婆さんは
生まれる前から生まれた後もその子の成長、その家族の生業を見守ってきました。
なので、こういう時はこんな感じで育てるといいよ~~
が的確だったんだろうなあと思います。
現在の助産師でそこまでの知恵を持っている人は
少ないかもしれません。
でも、勉強すればできるようになります。
私は15年勉強しました。
いや、助産師になってからずっと勉強してるから
31年勉強しています。
今は昔と違って「見て覚えろ」よりも
「理論を知って自分で考えよう」という感じだと思います。
理論を知ることはとても大事です。
こういう時、ああしたらいい、というHow toではなく
理論を学びませんか?
ご要望があれば、私個人でもセミナーできます。
ご興味のある方はどうぞコンタクトをお願いします。
お待ちしています。
興味深いブログを見つけました。
DrakiOshita
わたしたちにできる 子どもの姿勢向上 必須要素
子どもたちの脊柱の湾曲がnormalでなくなっている
腹ばいですごすことを大事にしましょう
という記事です。
機能解剖学の基本の知識をしっかりと実証するデータを載せておられます。
すごい!!
脳科学的にも、進化の過程にそった粗大運動の発達が
旧皮質と新皮質をつなげて機能させる、
ということは明確に言われています。...
子どもたちが将来、自分がしたいことができることに
可能性を広げることに
べびぃ時代の育ちはとても大事だと思います。
ただ、「縦抱きで泣き止む」「お座りさせると機嫌がいい」
お子さんもいらっしゃいます。
その時、どうしてそうなのか? どこがつらいのか?
何がきっかけなのか?
の情報収集をしアセスメントをすることで
じゃあどうしたらいい?
を、探すことができます。
その基本になる考え方が姿勢と発達で
心地よさを指標に保護者とべびぃと一緒に考えていくのが「べびぃケア」です。
今まではどうあれ
今できることがたくさんあります。
一緒に考えましょう!
先日
「発達が気になる子どもとの関わり方とおもちゃ」
というセミナーに行ってきました。
用意するもの
はさみ・カッター・セロテープ・両面テープ・水性ペン
これ知ってたら行かなかったわ・・・・・
ここ20年以上やってないおもちゃ作り
私にできるわけないやん・・・・・
って思いつつも参加しました。
(パンフをよっくみると、作ってるシーンが写ってた・・・)
講師は木原有紀さん
おもちゃコンサルタントマスターで
発達障害をお持ちのお子さんがいるママです。
ご自身は医療の専門家ではない、ということで
Drがこういっていますというように聞き伝えの形をとっておられましたが
とてもわかりやすく解説してくださいました。
また、ご自身のエピソードが深いので
そうか~~~、そうか~~~と納得納得でした。
さあ、いよいよ制作です。
できてる型紙を切って、張ってでできるように用意してくださっていたので
私でもできました!!
子どもの視線を体験
子どもの手の動きを体験
その状態で折り紙を折る
鋏で切る
意外にできたのは、さすがの何十年の経験でしょうね。
はたから見てたら
なんでそんなに動くの?落ち着いてできないの?
だったでしょうね。
楽しくうっかりやってしまう作業療法
といったらいいでしょうか。
苦手を応援するというサブタイトルぴったりのおもちゃを作りました。
折り紙・紙皿で作るこま
動くおはじき
この物品の準備はすべて木原さんがしてくださいました。
持ち手の木は、サイズに合わせて切り、
穴をあけて、
角があたらないよう3種類のやすりで滑らかにしてくださったんだそうです。
楽しく遊んでいるうちに
うっかり苦手なことをやっちゃった
そんな経験をいっぱいできると
生きやすくなるなあ
そんな応援をこれからも続けていきます
とっても貴重な経験をお知らせするのを忘れてました!!
先日、桑ノ木幼稚園のお泊り保育に初めて参加してきました。
年長組さん、総勢90名が参加。
先生たちもほぼ全員参加。
いっちばん心配なのは、夜寝られるかな~~~
そこへの配慮も含んだイベントが先生たちのすごい工夫で開催されていきます。
(詳しくは こちら をご覧くださいね)
さあ、就寝です。
いっぱい遊んで疲れた子どもたちの多くは
電気が消えて30分以内に寝付きました。
その中で寝られない子がちらほら。
先生たちが横について寝られるようになだめていきます。
私も参加。
そんな中で一人の先生が
子どもたちの足をさすっていました。
よく見ると、保育部門のY先生。
いつもお昼寝の時に、子どもたちとしていることを自然に行う姿は
なんだかとっても優しかったです。
私も真似してさわってみました。
足やらお尻やらあっためてみますが、ねません・・・・・・
う~~ん。この子たち、相当遊んで体は疲れているはず
気持ちが興奮してるかな?
だったら・・・・・
後頭部をふわりと包んでみました。
「全然、寝られない!!」ってさっきまで、いごいごしていたお子さんが
あれ?
すとんと眠りに落ちました。
前頭部をふわりと包んでみました
「絶対、寝られへん。」「暑い」っていってたお子さんが
すとんと眠りました。
「おうちでスカートを巻き付けないと寝ないってお母さんが心配してる子なんです」
と先生が教えてくれたお子さん
じゃあ、シーツで巻いてみようよ。
自分で気持ちよくなるようにシーツで体を包みました。
姿勢が保てるよう上半身をあげて、一工夫すると・・・・・・
すとんと寝ました。
「目を閉じてて眠そうなんですけど、寝れないんです」
横向きなので、足の間に枕を入れて、側頭部を包んでいたら、
スコン。
途中で泣きながら目が覚めた子
しばらく副園長がおんぶしてなだめてました。
「ママがいなくて寂しい~~」
先生たちのお部屋で目を閉じて我慢してたけど
嗚咽がもれてきます。
「だっこしようか?」うん
胡坐の中に抱いてみたら、べびぃの抱っこと同じ格好
しばらく抱いてもらってたら、自分から
「いつもごろごろしてたら寝れるから」って自分で言って
ごろごろして寝ました。
いくつになっても気持ちよく寝られる格好は
おんなじなんだね。
その子その子の心地よさを姿勢から探ってみると
いっぱいヒントがあります。
お子さんが寝付けないとき、ぜひぜひ試してあげてくださいね
先日、月1回の育児サポート楽育でした。
そこでであったママからご質問をいただきました。
「幼稚園のことについて、いろいろと読んでいます。
その中で、給食から牛乳とパンをなくした、と聞きました。
どうしてですか?」
桑ノ木幼稚園では、園内給食を行っています。
調理をしてくださるのは地元の「竹の台地域委員会」の方たち。
知識も経験も豊富な方たちです。
このご時世ですから、アレルギーをお持ちのお子さんも多いです。
今年から神戸市の方針にのっとって園でもアレルギー対応がシビアになりました。
子どもたちの命を守るためですから、
これはやむを得ぬ対応です。
でも、給食室の調理員さんも幼稚園の先生も
皆で同じ給食を安全に楽しく食べてほしい
は一致しています。
そうした時、出てきた素朴な疑問
「なんで牛乳、やパンをたべないといけないの?」
もともと牛乳、パン給食は戦後の食糧困難期に
栄養改善と
アメリカであまった小麦と牛乳を消化するために始まりました。
今では、完全休職といえば、必ず牛乳が含まれます。
なので、ご飯給食のときに牛乳を飲む、という
何とも言えない日本人にとっては違和感のある組み合わせも
子どもたちは経験させられています
(私は全く抵抗なくごはんと牛乳同時に食せます)
でも、牛乳の代わりに他のもので栄養は取れる
パンはご家庭で取ってもらえば、経験不足とはならない。
わざわざ、アレルギーを起こすかもしれない危険を冒してまで
集団給食でとりいれないといけない理由がない
ということで、園長と副園長の英断です。
子どもたちの安全を
安心を
気持ちいいを
考えた
ステキな責任者の対応だなあと思います。
この判断により、皆と同じ給食を食べられる日が増えました。
特別にお弁当を用意しないといけない保護者の方の負担が減りました。
子どもたちの安全を確保するために、アレルゲンがとびちらないよう注意しないといけない先生の負担が減りました。
いいことは増えて
悪いことは増えませんでした。
私立だからこそできる判断かもしれません。
ほんとに子どもの安全安心を考えたら
ある意味
当たり前の行動かとも思います。
そんな桑ノ木幼稚園ってすてきだなあと思っています。
蒸し暑い日がきましたね~~~
蒸し暑くて汗がまとわりついて
帰宅後のシャワーが気持ちいい!!
お子さんたち、汗かいたらシャワーしてあげてくださいね。
今月は桑ノ木幼稚園,保育部門での保護者会をしています。
4月からの子どもたちの成長と園でめざしていることを伝える会です。
今回は、そこで、どうして私たちが子どもたちの体作りに力をいれているか
の話をする機会をいただきました。
幼稚園は就学に向けての子どもたちの育ちを応援する役割があります。
そのためには、基本的な体作りが大事!
と園が見定め、私も参加し、保育部門が開設されました。
字を書いたり、考えたり、問題を解いたりできるようになったら
本当に楽しいと思います。
それをするためにも今この小さい時代の
身体づくりは、とても重要です。
たまたま今回、練習不足だな~~と思う
3歳児さんの動きと
練習いっぱいしてきている2歳児さんの動きをとらえた
ビデオがありました。
それをみていただきつつ、
誰でも練習するとできるようになる
そのためにたてられている保育プログラムであることを
ご紹介しました。
2歳児クラスの保護者様
0歳、1歳クラスの保護者様
とても熱心に聞いて、見てくださいました。
特に今日、0歳、1歳クラスの保護者様には
おうちでできる身体づくりとして
たっちんぐの仕方をご経験頂きました。
「あったか~~い!」「気持ちいい!!」
蒸し暑いこの季節でも、また違ったあったかい心地よさを体験していただけました。
「身体作りは目に見えなくて、結果がなかなか保護者の方々に伝わらなえけど、
お母さんたちの声に勇気をもらいました!
本当に、子どもたちの成長を支える存在になりたいですね」
という主任の声に勇気をいただきつつ
ほんとに、全国に広げたい!!
って思います。
ご興味のある方、どうぞ私を呼んでください。
どこでも出かけていきます!!
子どもたちの幸せ、を一緒に考えましょう!!
暑い日が続いております。
熱中症にご用心ですね。
屋内でも全体の気温が上がるとおこりやすいです。
水分補給、適度な冷房の使用など
体調を整えましょう。
さて、来る
8月8日午後2時から
神戸の神戸市産業振興センターにて
ホワイトボード・ミーティングの気軽な勉強会をいたします。
今までも自主勉強会で行ってきたのですが
このたび、株式会社ひとまち の認定講師として
講師を務めることになりました。
会議とは、
関係者が集まって相談をし、意思決定を すること。
またはその集合のこと。
つまり人が二人以上集まって何かを相談したら、それは会議なわけです。
でもなかなかに残念な会議が多く
時間だけを費やした、ということも多くありませんか?
私はかつて、あまりにもハードな会議に臨むにあたり
悩んで悩んで、このホワイトボード・ミーティングに出会いました。
体験版を知って2週間後に、マーカーもってボードの前に立ちました。
その超ハードな会議は、なんとか無事に終わりました。
知らなかったら、この時、どうなっていただろう、と思うと
今でも背筋に冷たいものが流れます。
そんな究極な場面でなくても
何気ない普段の会話でも
この手法はとても役に立ちます。
目指すは
□皆が意見を言える
□効率的・効果的な会議になる
□会議でおもわず意欲がわく
□会議で人材育成ができる
□課題解決が進んでいく
ひとつでも興味をお持ちの方
一緒に学びあいませんか?
お申し込みは以下からお願いいたします!!
【兵庫】土曜日勉強会(神戸)
いきなり蒸し暑い日々の連続です。
急激な変化の時は体がついていけず
思わぬアクシデントが起こりがち
一歩立ち止まって、ちょっとゆっくり
行動したい時期です。
さて、第4回 保育士さんとの勉強会を行いました。
今回は、呼吸運動について
呼吸って意識せずに行っている「運動」ですが
意識的に行うこともできます。
そして、命に直結しますから、とても大事
何気に観察しているだろう「呼吸運動」を
解剖学的に振り返る時間としました。
最初に、どうやってるんだろう?をお互いに感じあいます。
その動きをつかさどっているのが筋肉
教科書に載っているものを合計すると・・・・・
大雑把に見て14筋肉 です。
(PT/ST/OTのための解剖学 より)
まんべんなくつかっていると楽ですが
使いにくい=こわばった 筋肉があると
他に無理がかかるので、大変 になってきます。
その結果が努力呼吸と呼ばれるものです。
体のなかの仕組み、動きを想像するのは
なかなか大変
つまり、伝えるのもなかなか大変で
いろいろと仕掛けをしてみました。
じゃあ、構造がわかったところで実際の動きはどんな感じ?
さわってみます。
人それぞれ動いていたり、こわばっていたり
結構感じることができました。
じゃあ、どうする?どうしたらいい?
自分の体でセルフケア
他人の体でテイクケア
体験をしていただきました。
短い時間でどこまでお伝えできたか、反省しつつ
翌日からの子どもたちの保育に生かしていただけたら
とっても嬉しいです。
今第4回の報告を書いて
過去ログみてたら、第3回書き忘れてます!! アセアセ\(◎o◎)/!
第3回は
体幹と四肢をつなぐ役割を考えよう~下肢帯~
第2回の続きです
上肢帯っていうと?
その役割は?
どんなふうに動く?
どんなふうに発育する?
より発育に見合った生活、運動は?
残念ながら上肢帯の骨は、前腕から先しか持っていないのです。
でもね・・・・・
ちゃんとあるじゃないですか
そう
自分の体です。
上肢・上肢帯はいろんな動きをするために
可動域も大きく、触りやすい
ので、自分たちの体で動きをいっぱい感じて
触りあって
想像を膨らませました。
そして、この範囲には脳や腕に届く大事な神経や血管がたくさんあります。
それが筋肉で圧迫されるとどうなるか?
そうならないために、私達の体がどんな工夫をしているか?
ここに子どもたちの動きへのヒントがいっぱいありました。
翌日から保育士さんたちの子どもたちへの育ちの支援が
より具体的になっていきます。
すくすく育って
したいと思ったときにできる身体に育とうね!!