2019/09/19 20:27:24
こんにちは kikoです。
すくすくプロジェクトセミナー報告第3弾は
アンケートに寄せられたご質問とそれへの回答です。
AM 「口腔機能と舌骨のかかわりを解剖する」
Q.歯列矯正で上の歯を2本抜きました。大人になっても硬口蓋は舌を上げることで
広くなるのでしょうか?
A.大人になってから、舌の力だけでは口蓋は広がりませんが、舌のポジションや機能が
衰えると、口蓋が狭くなることは容易にあります。
Q.(脳血管疾患を)受症されての機能不全についてもう少し知りたいと思いました
A.片麻痺だと、口唇は麻痺側に下垂し、舌や頬粘膜も麻痺側が動かない、痺れなどの症状が
出ます。口蓋垂のみ、麻痺側と反対方向に引っ張られます。
食事のときには、麻痺側の口腔前庭に食査が貯まります。また麻痺側の軟口蓋も挙上が
できず、嚥下も麻痺側に誤嚥する危険があります。
Q.母乳の深飲みが大事ということですが、それは哺乳瓶でも補うことはできますか?
A.哺乳瓶でも穴の大きさや乳首の形態が適切であれば深飲みはできます。
ただ、その赤ちゃんに何が適切かは助産師さんなどに直接指導してもらう必要があると
思います。
Q.「舌骨上筋群で唯一舌下神経支配」とありましたが 神経支配の違いによって気を付ける
ことがどうかわるのか、そこから何がわかるのか知りたい。神経ってなに?
A.舌下神経支配の筋肉は骨格筋と呼ばれ、随意的に動かせる筋肉ということです。
舌骨上筋群の中で、オトガイ舌骨筋のみが随意筋で、その他は不随意筋です。
不随意筋を意図的に鍛えることは難しいので、不随意的に動く時の可動性が高まることを
目的に、他動的にストレッチや冷刺激などを行う手法があります。
PM 「口腔機能の発達支援」
Q.奥歯が生えそろわないと食べにくいものも食べられないから食べさせなくてよいのではなく
食べられるような形状にするのが良いのでしょうか?と思ったけれど、食材自体
食べやすい形状にするのが難しいものが多いなと思って・・・
A.ご家庭で工夫していただくときは次のようなポイントをお話ししています。
「とりあえず提供して たべなければ、引く
家族がおいしそうに、楽しく食べる姿をみせる
興味が出て口に入れ、食べられるかも?と感じたら、子どもが自分から試行錯誤すると
思います。」
集団保育でも基本同じかなあと思っています。
Q.自立座位が保てない子の食べさせる姿勢はママの膝の上でしょうか?それとも椅子を
利用して足底や背面で支えられるような工夫をしますか?
A.講座中にもお話しした通り、支えられないところを支える、が基本です。椅子では足が
さがるので 独歩がまだのお子さんにはかなり負荷の高い姿勢です。
ぜひ試行錯誤してあげてください。
Q.食形態に目がいく現場にどんなアプローチができるんでしょう?
A. 食べるときに何してる?どこが動く? を体験していただくことが一番早いかなと思って
ます。私の関わる認定こども園では 給食が始まる前に口腔機能の研修を行いました。
すぐに現場でやってくださり、子どもたちの食べ方がずいぶんと変わりました。
Q.指しゃぶりてしゃぶりをしている時期の子に白菜の芯やごぼう等とありましたが、
ハムハム口を動かしているうちにかじりとられて口に入った野菜は大丈夫でしょうか?
口から出さないタイプの子はえずいたり等の心配はないのでしょうか?
A. どんな提案にも個別性を加味することが大事ではないでしょうか。やってみて、
リスクがあるならやめる、時期を遅らせるなど、育児の基本かと思います。
ご自身で ゆでた野菜の茎を歯でかじらずに舌と上顎ではむはむしてみてください。
どんな感じですか?結果をぜひ教えてください。
すくすくプロジェクトセミナー報告第3弾は
アンケートに寄せられたご質問とそれへの回答です。
AM 「口腔機能と舌骨のかかわりを解剖する」
Q.歯列矯正で上の歯を2本抜きました。大人になっても硬口蓋は舌を上げることで
広くなるのでしょうか?
A.大人になってから、舌の力だけでは口蓋は広がりませんが、舌のポジションや機能が
衰えると、口蓋が狭くなることは容易にあります。
Q.(脳血管疾患を)受症されての機能不全についてもう少し知りたいと思いました
A.片麻痺だと、口唇は麻痺側に下垂し、舌や頬粘膜も麻痺側が動かない、痺れなどの症状が
出ます。口蓋垂のみ、麻痺側と反対方向に引っ張られます。
食事のときには、麻痺側の口腔前庭に食査が貯まります。また麻痺側の軟口蓋も挙上が
できず、嚥下も麻痺側に誤嚥する危険があります。
Q.母乳の深飲みが大事ということですが、それは哺乳瓶でも補うことはできますか?
A.哺乳瓶でも穴の大きさや乳首の形態が適切であれば深飲みはできます。
ただ、その赤ちゃんに何が適切かは助産師さんなどに直接指導してもらう必要があると
思います。
Q.「舌骨上筋群で唯一舌下神経支配」とありましたが 神経支配の違いによって気を付ける
ことがどうかわるのか、そこから何がわかるのか知りたい。神経ってなに?
A.舌下神経支配の筋肉は骨格筋と呼ばれ、随意的に動かせる筋肉ということです。
舌骨上筋群の中で、オトガイ舌骨筋のみが随意筋で、その他は不随意筋です。
不随意筋を意図的に鍛えることは難しいので、不随意的に動く時の可動性が高まることを
目的に、他動的にストレッチや冷刺激などを行う手法があります。
PM 「口腔機能の発達支援」
Q.奥歯が生えそろわないと食べにくいものも食べられないから食べさせなくてよいのではなく
食べられるような形状にするのが良いのでしょうか?と思ったけれど、食材自体
食べやすい形状にするのが難しいものが多いなと思って・・・
A.ご家庭で工夫していただくときは次のようなポイントをお話ししています。
「とりあえず提供して たべなければ、引く
家族がおいしそうに、楽しく食べる姿をみせる
興味が出て口に入れ、食べられるかも?と感じたら、子どもが自分から試行錯誤すると
思います。」
集団保育でも基本同じかなあと思っています。
Q.自立座位が保てない子の食べさせる姿勢はママの膝の上でしょうか?それとも椅子を
利用して足底や背面で支えられるような工夫をしますか?
A.講座中にもお話しした通り、支えられないところを支える、が基本です。椅子では足が
さがるので 独歩がまだのお子さんにはかなり負荷の高い姿勢です。
ぜひ試行錯誤してあげてください。
Q.食形態に目がいく現場にどんなアプローチができるんでしょう?
A. 食べるときに何してる?どこが動く? を体験していただくことが一番早いかなと思って
ます。私の関わる認定こども園では 給食が始まる前に口腔機能の研修を行いました。
すぐに現場でやってくださり、子どもたちの食べ方がずいぶんと変わりました。
Q.指しゃぶりてしゃぶりをしている時期の子に白菜の芯やごぼう等とありましたが、
ハムハム口を動かしているうちにかじりとられて口に入った野菜は大丈夫でしょうか?
口から出さないタイプの子はえずいたり等の心配はないのでしょうか?
A. どんな提案にも個別性を加味することが大事ではないでしょうか。やってみて、
リスクがあるならやめる、時期を遅らせるなど、育児の基本かと思います。
ご自身で ゆでた野菜の茎を歯でかじらずに舌と上顎ではむはむしてみてください。
どんな感じですか?結果をぜひ教えてください。
PR