昨日、月2回ほどさせていただいている「安産のための整体教室」でした。
そこであった出来事です。
9時20分に医院到着。
陣痛と胎児の心音を観れる機械を肩にかけた産婦さんが、階段をうろうろしてました。
ちょっと気になって、廊下で仙骨触診したら
左に向かってぐいっとまがって、浮いてました。
スタッフに了解をもらって整体教室に誘いました。
1回教室を受けていた方だったので、操体法などは経験済み。
妊婦さんの参加者3人とともに進めました。
最初は4分間隔の陣痛。顔を結構しかめてました。
陣痛時肩があがるので、「肩下ろして~~」といいつつ、
さすると緊張が解けました。
ソファに座る姿勢を補助した所で「らく~~」
お腹の形の確認時に陣痛が来たら、子宮がぐぐ~~と左斜め上にあがっていきました。
体側伸ばしの操体法、上体ひねりの操体法の間は陣痛こず。
次の操体法の前に陣痛がきました。
完全呼吸を誘導。上手でした。
これがうまくいくと「陣痛が楽」といわれました。
陣痛時、腰椎の右側がぴんと緊張しているので、ここをさわってました。
妊婦さんみなで陣痛のきた子宮をさわってもらいました。
今回は、子宮が正中にきて、緊張。
ちょっと尖腹気味だったので、膝肘位をとったらいいだろうなと予測しつつしっぽ探し。
やはり膝肘位が楽でした。やってるうちに陣痛発来。
クッションをセットしてそこにもたれて、私の話を聞きつつすごしてもらいました。
触診すると、仙骨は正中に。でも尾骨がはねている。
ここが丸まるように支えると楽とのことで、お母さんにやってもらいました。
このころ陣痛3分おき。顔をしかめはしませんが、かなり収縮時間が長くなり、
お腹があつ~~くなっていたので、帰室。
約1時間半一緒にすごしました。
とはいえ、私は教室をやりながらなので、
口で誘導して操体法を一緒にやってもらっただけ。
陣痛発来は午前4時。
教室に来る前の内診(9時)では、Os1~2cm ぶあつい
11時帰室時は O22~3cm、胎胞緊張してきた
11:50 Os 5cm
12:40 Os 8~9cm
最後ちょっと赤ちゃんがしんどくなってきたので吸引分娩で13:15出産。
参加した妊婦さんたちが「陣痛ってあんなに静かに耐えられるものなの?」
「あんなに硬くなるんだ」と興奮気味。
妊娠中に操体法や呼吸をやっとくと、お産の時にこう役に立つよ、っていうのを見て
もらえて、とってもお得だったと思います。
また、基本的に姿勢が整うように、かつ本人が楽なように、と誘導するだけで、
こんなにも脊柱の位置、仙骨の位置が変化するのは驚きでした。
そして、それに伴い陣痛の質が変わる。
妊娠中に身体を整えることをやっておくと
いざ、陣痛が来た時に
具体的に、とっても役に立つことを
今日、また実感させていただきました。
これからお産の皆さん。ぜひ自分のことは自分でコントロールできるようになって
安全に安楽にお産をしてください。
久しぶりに助産師チックになって興奮してしまいました。
やっぱりお産はいいですね。