2010/11/05 20:28:49
この秋始まったドラマ「獣医ドリトル」
金にシビアな獣医師が自分の腕と見合った治療費を請求する、というもの。
人間の治療費を自費で払うのとほぼ同じ。
他の有名な獣医師は「これ以上長引かせるのはかわいそう。安楽死を勧めます」
飼い主の多くが「直せるんでしょ。だめだったらどうしてくれる」
人間社会の縮図です。
例えば、私が関与する産科の世界。
元気で産まれてくるのが当たり前。
異常を発見できるのが当たり前。
もしもこれがかなわず、赤ちゃんがなくなったり、お母さんが亡くなったりすれば
まず、訴訟されるでしょう。
確かにずさんな診療もあります。
誠意をもって対応してもらえない医療スタッフもいます。
でも・・・・・・・・
人間の身体ってそんなに単純じゃない。
これだけやっとけば、大丈夫なんてない。
命って重いもの。
人知ではどうしようもないもの。
戦うのも一つだけど、順応するのも一つだと思うのです。
もしも、人間が安楽死OKだったら・・・・・・・
動物と同じ対応、あると思う。
そんな気持ちでこのドラマを今みているのでした。
いのち
重きもの
いつでも私は畏敬の念を持って接しています。
存在することそのものに意味がある
起こったことに意味がある
そんな思いで日々、来てくださる方とお話しています。
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