2015/06/26 18:32:42
こんにちは、kikoです。
今日は、とてもほっとする状況を教えていただきました。
胎勢が整ったらお産が進んだお話です。
先日、安産のためのボディケア クラスに訪れた産院。
分娩誘発2日目の産婦さんがいらっしゃいました。
先生がご家族に話しておられる内容が耳に入りました。
「陣痛が片側だけおこっている」
非協調性陣痛の話のようでした。
見せていただいてみました。
確かに陣痛は片側のみ有効な感じ。
べびぃはst-2くらい?反屈位で顔が母体左向きです。
児背は母体腹側から右にむいているようなのですが、
心音聴取場所はほぼ正中で、結構下のほう。
どういう胎勢??
母体の姿勢を変えたほうがいいと判断
よつんばいがいいかとも思いましたが
ママに「どう向きたいですか?」と尋ねました。
そうしたら、右側臥位でシムスに近い体位をとられました。
腰椎は右にねじれているのを、上半身をひねることで、正中にしようとしている感じです。
脊柱を触診すると、ほぼ正中に位置していました。
仙骨を触診するとLPS(左側側が後方に突出し、尾骨が左に寄った状態)
そこで、
左仙腸関節付近を掌で温めっつ、左仙棘靭帯をかるく押してゆるめると
「気持ちいい」とのこと。
同じことをご主人にお願いし、
付き添いのお母様には足指まわしをお願いしました。
べびぃは若干、児頭圧迫の影響をうけたようですが
7時間後に吸引分娩でお産されたそうです。
出産後に主任さんが
「お産はどんな感じだった?」と尋ねたら
「あの時(私が介入した時)、赤ちゃんがぐっと下がったのがわかった」
といわれていたそうです。
この時のアセスメントはすべて外診情報から。
まず、Drが非協調性陣痛だということを外診で診断
私が胎勢と母体の脊柱、骨盤の状態を外診でアセスメント
最終的にどの姿勢がいいかを決めたのは、ママご自身
そしてご主人、お母様が体ほぐしをずっとやってくださったこと
ほんとによかったです!!
助産師にとって、内診は大事な技術ですが
それ以上に、骨産道をアセスメントすること
胎児の様子をアセスメントすること
陣痛をアセスメントすること
つまりは、分娩の3要素がしっかりとフィジカルアセスメントできることは
大きな武器です。
そして提供できるケア技術を知っていることも大事です。
また、出産過程が思うように進行しなかったとしても
その過程で家族が一体となれること
そのためにも技術はとても役に立ちます。
一緒に学びあいませんか?
今日は、とてもほっとする状況を教えていただきました。
胎勢が整ったらお産が進んだお話です。
先日、安産のためのボディケア クラスに訪れた産院。
分娩誘発2日目の産婦さんがいらっしゃいました。
先生がご家族に話しておられる内容が耳に入りました。
「陣痛が片側だけおこっている」
非協調性陣痛の話のようでした。
見せていただいてみました。
確かに陣痛は片側のみ有効な感じ。
べびぃはst-2くらい?反屈位で顔が母体左向きです。
児背は母体腹側から右にむいているようなのですが、
心音聴取場所はほぼ正中で、結構下のほう。
どういう胎勢??
母体の姿勢を変えたほうがいいと判断
よつんばいがいいかとも思いましたが
ママに「どう向きたいですか?」と尋ねました。
そうしたら、右側臥位でシムスに近い体位をとられました。
腰椎は右にねじれているのを、上半身をひねることで、正中にしようとしている感じです。
脊柱を触診すると、ほぼ正中に位置していました。
仙骨を触診するとLPS(左側側が後方に突出し、尾骨が左に寄った状態)
そこで、
左仙腸関節付近を掌で温めっつ、左仙棘靭帯をかるく押してゆるめると
「気持ちいい」とのこと。
同じことをご主人にお願いし、
付き添いのお母様には足指まわしをお願いしました。
べびぃは若干、児頭圧迫の影響をうけたようですが
7時間後に吸引分娩でお産されたそうです。
出産後に主任さんが
「お産はどんな感じだった?」と尋ねたら
「あの時(私が介入した時)、赤ちゃんがぐっと下がったのがわかった」
といわれていたそうです。
この時のアセスメントはすべて外診情報から。
まず、Drが非協調性陣痛だということを外診で診断
私が胎勢と母体の脊柱、骨盤の状態を外診でアセスメント
最終的にどの姿勢がいいかを決めたのは、ママご自身
そしてご主人、お母様が体ほぐしをずっとやってくださったこと
ほんとによかったです!!
助産師にとって、内診は大事な技術ですが
それ以上に、骨産道をアセスメントすること
胎児の様子をアセスメントすること
陣痛をアセスメントすること
つまりは、分娩の3要素がしっかりとフィジカルアセスメントできることは
大きな武器です。
そして提供できるケア技術を知っていることも大事です。
また、出産過程が思うように進行しなかったとしても
その過程で家族が一体となれること
そのためにも技術はとても役に立ちます。
一緒に学びあいませんか?
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