2012/03/04 11:24:09
続いて2つめ
今、発達障害については、いろいろなことがわかりはじめており
私が昔勉強したころとは、内容がかなり違ってきています。
日々、アンテナをはっている私でもなんだかややこしい感じのする発達障害
今回の平岩先生のご講演はものすごく整理され
子どもたちへの愛情にあふれ
素敵でした。
ちょっとご紹介してみますね。
②幼児期に気をつけたい発達障害とその具体的対応 平岩幹男
発達障害とは≠ 発達そのものの障害ではない
・あるけない、話せない、ではない
・発達の過程で明らかになる行動やコミュニケーションなどの障害で
根本的な治療は現在ではないが、
適切な対応により社会生活上の困難は軽減される
いってみれば、誰にでもある特徴だけどそれが色濃くでてきたときに
社会での生きにくさがあると障害
ということです。
更年期障害も同じですね。
更年期症状が生きにくいくらい色濃く出た時に更年期障害となります。
で、適切な関わりを持つことで生きにくさが軽減していきます。
症状がある=どうしたらいいか、を教えてくれている
ということ
今回の先生の言葉の中でこれが一番はっとしました。
そうだよね!!
背後を探るより、できることを増やす
のびると信じて対応すれば伸びる
目の前の子どものよい所が3つ上げられますか?
できなければ努力=トレーニング
誰でもできるようになる→できれば「扱いにくさ」は感じなくなる
問題点は解決できる
立ち歩き、指示が通らない、不注意
→多くの問題点は解決可能
→なぜそれがおきているか
→どうなれば「ほめられる」か
→どうなれば「叱らない」ですむか
→失敗しやすい=一度に何とかしようとする
できなければあきらめる
できないことを子どものせいにする
問題行動を消す、減らす
・無視する
・タイムアウト
・ほめて消す、減らす
・注意する、叱るでは「止める」だけ
ex)手を触れるのが怖い、いや
ハイタッチ!で3秒つけたまま→5秒つけたまま と少しずつ時間を伸ばす
できたら、「できたね~」とほめる
感情をこめない・こめる
・「きらいになっちゃうよ」ではなく
・「嫌いになりたくない」
・しかる時、注意する時は「事務的」に
・ほめるときには「感情をこめて」
ご褒美は「望ましい行動に」
・望ましくない行動にごほうび
ex)これあげるから「けんか」をやめて→もっと派手にしたら何がもらえるかな?
・喧嘩をやめて話をする
→まず説明ができたらほめる
→次はどうするかを自分たちで決める
→叱る必要すらないかもしれない
ほめるということ
・できて当たり前・・・それでは前には進まない
・それができなければしかる、注意をする→それならばできた時にほめるべき
・ほめる手間を惜しむことは子どものself-esteemが上昇する機会をのがす
・列に並ばなければ注意する→ならば、きちんとならんだらほめる
ほめることは技術と蓄積
・ほめることは簡単ではない
・ほめかたは技術と習慣→子どもにわかるようにほめる
→手軽にほめる習慣をつける
・ほめられることは蓄積される
→蓄積されることが行動を変える
→叱られることは蓄積しない、慣れるだけ
ふつうにできることをほめる
・ほめることがない・・・そんなことはない
→普通に座っていられること、普通におとなしく話をきいていられること
→これらはほめる対象になる
・できている他の子をほめることも大切
→ほめられたければまねをする
→他の子の気分もよくなる
ハイタッチ
・あいさつにも ごほうびにも ほめることにも
・お互いの目よりも高い位置で元気にパチンとハイタッチ
・嫌いな子は少ない
・ロータッチではなく!
・音をだすのは子ども
タイムアウト
うしろから、目を合わせず、事務的に
命令系・禁止系・希望系
・命令系・・・しなさい
・禁止系・・・してはだめ
・希望系・・・してくれるとうれしいな
→当たり前のようにほめること
説明できるようにする
・理解できない行動、困った行動
→落ち着かせる
→自分で説明させる
→それができたら必ず「ほめる」
・行動をコントロールするよりも説明が先
→説明する、説明できたことをほめる
→そこで希望系の出番
→行動変容はそれからやってくる
あいさつ7
・おはようございます(おはよう と おはようございます の使い分けが苦手)
・こんにちは
・こんばんは
・おやすみなさい
・さようなら
・ありがとう(子どもに向かって言っているというようになる)
・ごめんなさい(子どもに向かって言っているというようになる)
GOAL:最終目標
・自分に自信の持てる子に育てる
・社会で生きていけるように育てる
→社会生活習慣を身につける
→自分で稼げるようにしよう
self-esteem(自分に自信の持てる)を育てる
→自信を失わないように育てる
→「いまできないこと」に怒らない きっといつかできるようになる
→ほめる技術と実績が子どもを育てる
→周辺がこどもを嫌いにならない
してはいけないこと
・嫌いになること→ 嫌いなこの発達は遅く見える
・面倒だと思うこと→ 面倒だと思えば努力はしなくなる
・怒ること→ 感情が前に出ては子どもはついてこない
他の場面で攻撃的になってうめあわせをする
・自分に失望すること→ 明日が信じられない・・・みんなにあるのに
Take Home Message
・あせらないこと
・がんばらないこと
・あきらめないこと
今日はうまくいかなかった・・・それで終わらない
その子を「好き」で終わることが明日につながる
たとえば自閉症の集中力は
疲れを知らない、集中するパワーがすごい
ということ
これが授業中に発揮されれば・・・・障害
これが職業にいかせれば・・・才能
障害を才能に変えるためには行動療法
言葉がでにくいー ABA
急な予定の変更が苦手、計画のない行動は苦手ー 見通しをたてる(紙に書く、タイムカウント)
なんか殆どすべてうつしてしまいました。
これって発達障害があろうが無かろうが
一緒だと思いませんか?
そして、全てが当たり前のことだと思いませんか?
当たり前を当たり前にできること
それを日々蓄積することが子どもの育ちを助ける
ということですね。
大人でも一緒ですね。
ほめられると嬉しいもんね。
私もあちゃ~~と思うこともいっぱいありますし
ああ、これはしてるなあ、というのもあります。
見つかったら、ここから改善!
これでおわりはない、いつでもここからが始まり
さあ、明日に向かってファイト!!
平山先生のHP
自閉症療育と楊枝早期教育の広場
今、発達障害については、いろいろなことがわかりはじめており
私が昔勉強したころとは、内容がかなり違ってきています。
日々、アンテナをはっている私でもなんだかややこしい感じのする発達障害
今回の平岩先生のご講演はものすごく整理され
子どもたちへの愛情にあふれ
素敵でした。
ちょっとご紹介してみますね。
②幼児期に気をつけたい発達障害とその具体的対応 平岩幹男
発達障害とは≠ 発達そのものの障害ではない
・あるけない、話せない、ではない
・発達の過程で明らかになる行動やコミュニケーションなどの障害で
根本的な治療は現在ではないが、
適切な対応により社会生活上の困難は軽減される
いってみれば、誰にでもある特徴だけどそれが色濃くでてきたときに
社会での生きにくさがあると障害
ということです。
更年期障害も同じですね。
更年期症状が生きにくいくらい色濃く出た時に更年期障害となります。
で、適切な関わりを持つことで生きにくさが軽減していきます。
症状がある=どうしたらいいか、を教えてくれている
ということ
今回の先生の言葉の中でこれが一番はっとしました。
そうだよね!!
背後を探るより、できることを増やす
のびると信じて対応すれば伸びる
目の前の子どものよい所が3つ上げられますか?
できなければ努力=トレーニング
誰でもできるようになる→できれば「扱いにくさ」は感じなくなる
問題点は解決できる
立ち歩き、指示が通らない、不注意
→多くの問題点は解決可能
→なぜそれがおきているか
→どうなれば「ほめられる」か
→どうなれば「叱らない」ですむか
→失敗しやすい=一度に何とかしようとする
できなければあきらめる
できないことを子どものせいにする
問題行動を消す、減らす
・無視する
・タイムアウト
・ほめて消す、減らす
・注意する、叱るでは「止める」だけ
ex)手を触れるのが怖い、いや
ハイタッチ!で3秒つけたまま→5秒つけたまま と少しずつ時間を伸ばす
できたら、「できたね~」とほめる
感情をこめない・こめる
・「きらいになっちゃうよ」ではなく
・「嫌いになりたくない」
・しかる時、注意する時は「事務的」に
・ほめるときには「感情をこめて」
ご褒美は「望ましい行動に」
・望ましくない行動にごほうび
ex)これあげるから「けんか」をやめて→もっと派手にしたら何がもらえるかな?
・喧嘩をやめて話をする
→まず説明ができたらほめる
→次はどうするかを自分たちで決める
→叱る必要すらないかもしれない
ほめるということ
・できて当たり前・・・それでは前には進まない
・それができなければしかる、注意をする→それならばできた時にほめるべき
・ほめる手間を惜しむことは子どものself-esteemが上昇する機会をのがす
・列に並ばなければ注意する→ならば、きちんとならんだらほめる
ほめることは技術と蓄積
・ほめることは簡単ではない
・ほめかたは技術と習慣→子どもにわかるようにほめる
→手軽にほめる習慣をつける
・ほめられることは蓄積される
→蓄積されることが行動を変える
→叱られることは蓄積しない、慣れるだけ
ふつうにできることをほめる
・ほめることがない・・・そんなことはない
→普通に座っていられること、普通におとなしく話をきいていられること
→これらはほめる対象になる
・できている他の子をほめることも大切
→ほめられたければまねをする
→他の子の気分もよくなる
ハイタッチ
・あいさつにも ごほうびにも ほめることにも
・お互いの目よりも高い位置で元気にパチンとハイタッチ
・嫌いな子は少ない
・ロータッチではなく!
・音をだすのは子ども
タイムアウト
うしろから、目を合わせず、事務的に
命令系・禁止系・希望系
・命令系・・・しなさい
・禁止系・・・してはだめ
・希望系・・・してくれるとうれしいな
→当たり前のようにほめること
説明できるようにする
・理解できない行動、困った行動
→落ち着かせる
→自分で説明させる
→それができたら必ず「ほめる」
・行動をコントロールするよりも説明が先
→説明する、説明できたことをほめる
→そこで希望系の出番
→行動変容はそれからやってくる
あいさつ7
・おはようございます(おはよう と おはようございます の使い分けが苦手)
・こんにちは
・こんばんは
・おやすみなさい
・さようなら
・ありがとう(子どもに向かって言っているというようになる)
・ごめんなさい(子どもに向かって言っているというようになる)
GOAL:最終目標
・自分に自信の持てる子に育てる
・社会で生きていけるように育てる
→社会生活習慣を身につける
→自分で稼げるようにしよう
self-esteem(自分に自信の持てる)を育てる
→自信を失わないように育てる
→「いまできないこと」に怒らない きっといつかできるようになる
→ほめる技術と実績が子どもを育てる
→周辺がこどもを嫌いにならない
してはいけないこと
・嫌いになること→ 嫌いなこの発達は遅く見える
・面倒だと思うこと→ 面倒だと思えば努力はしなくなる
・怒ること→ 感情が前に出ては子どもはついてこない
他の場面で攻撃的になってうめあわせをする
・自分に失望すること→ 明日が信じられない・・・みんなにあるのに
Take Home Message
・あせらないこと
・がんばらないこと
・あきらめないこと
今日はうまくいかなかった・・・それで終わらない
その子を「好き」で終わることが明日につながる
たとえば自閉症の集中力は
疲れを知らない、集中するパワーがすごい
ということ
これが授業中に発揮されれば・・・・障害
これが職業にいかせれば・・・才能
障害を才能に変えるためには行動療法
言葉がでにくいー ABA
急な予定の変更が苦手、計画のない行動は苦手ー 見通しをたてる(紙に書く、タイムカウント)
なんか殆どすべてうつしてしまいました。
これって発達障害があろうが無かろうが
一緒だと思いませんか?
そして、全てが当たり前のことだと思いませんか?
当たり前を当たり前にできること
それを日々蓄積することが子どもの育ちを助ける
ということですね。
大人でも一緒ですね。
ほめられると嬉しいもんね。
私もあちゃ~~と思うこともいっぱいありますし
ああ、これはしてるなあ、というのもあります。
見つかったら、ここから改善!
これでおわりはない、いつでもここからが始まり
さあ、明日に向かってファイト!!
平山先生のHP
自閉症療育と楊枝早期教育の広場
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