※出産には医師か助産師の立ち合いが必須です※
でも、緊急時でどうしても間に合わない場合
災害などの緊急時としてお役立てください。
●いざ、生まれる時
横向きで丸くなりたい人は、そのままで。
上側の足を無理にあげる必要はありません。
自分が楽な位置に足をもっていきます。
足の間にクッションなどをいれると楽かもしれません。
あおむけになりたい人は、お尻の下にタオルか何かをひいて
骨盤高位にします。
上半身もあげた方が、産道に力が入る人はあげる
あげると力が入らない人はさげる
手で足をかかえてもいいし
手を上にあげて何かをひっぱっても構いません。
座位の人は、肛門ではなく産道に力が入る方向を探します。
赤ちゃんの頭がでる前は、会陰部が焼けるような感じがします。
そうなったら、力をいれないで。
自然にでてきます。ゆっくりと産道が開くように呼吸をして待ちます。
産まれたら、ママの上半身を少しリクライニングして、
赤ちゃんをお腹の上に腹ばいにしてあげてください。
乾いた温かい布で赤ちゃんの水分をとったら
ご自分の裸の肌でだっこして
その上から、お母さんごと包みます。
これが一番保温できます。
●周りの人ができること
清潔な温かいバスタオルを用意して下さい。
これで生まれた赤ちゃんを包み、できるだけすばやく水分を拭いてあげます。
陣痛中の産婦さんの代わりに陣痛の間隔をみていてください。
汗を拭いたり、水を含ませたりします。
腰をさすったり押したり、手を握る、おでこに手を当てる、など
なるべく身体に触れていてください。
生まれた時間を覚えておきます。
赤ちゃんは最初、横向きにしてあげてください。
羊水が外にでやすくなります。
まずは温かい乾いたタオルで赤ちゃんをふきます。
濡れていると体温が奪われます。
ごしごしとふいてください。
わきの下や足の間、などくびれたところもお願いします。
その後、別の乾いたタオルや毛布などでくるみます。
息をしているかを確認して下さい。
(本当にストレスのないお産だと泣かなくても息をちゃんとするものです)
もし息をしていなかったら、
顔を上から下にガーゼやタオルで強くふく
背中を下から上に強くさする
足の裏を刺激する
などを行います。
あと筋肉が適度に緊張しているかどうかを見てください。
通常、げんきなあかちゃんは手足をまげて、
丸くなろうとします。
そのままだっこをすると、丸くすぽんと腕におさまってくれます。
だらんとしていたら、背中をさする、足の裏を刺激する
などして、力がでるようにしてあげてください。