連休中は皆さんいかがお過ごしでしたか?
また日常がやってきました。
早くリズムが整うといいですね。
今日、私は桑ノ木幼稚園でファシリテーション型の勉強会を子どもたちとさせていただきました。
その様子をご報告しますね。
○子どもたちとの初体験
「また、やりたい」「楽しかった~~」と
終わった後もずっといってくれる子どもたち。
初めて年長組の教室におじゃまして、
ホワイトボードミーティングをさせてもらいました。
今日をどんな進行にしようかずっと考えていました。
まずは、しゃべってもOK,書いてもOK、消してもOK、って思える安心の場作り
それには、先の見通しがわかることが必要
そして失敗ゼロの体験になることを目指しました。
○「ありがとう」が湧き上がる
まずはごあいさつと自己紹介。そして今日することを伝えます。
「あそびながら勉強します」
何をするのかな、のワクワクとともに静かを作る練習をしました。
絵本をみせたら「それ知ってる!」「すっごいおもしろいんや!」と
大声で教えてくれる子どもたち。
お隣と次の予想を話し合いながら読み進めました。
次は、○×クイズ。ホワイトボードへ書くことに慣れます。
「これはね、先生たちがお勉強したりお仕事したりするときに使っているものです。大事に貸してもらおうね」と伝えたら、押し頂くようにして受け取ってくれました。
○×クイズは担任の先生について出題しました。最後は
「先生はみんなが大好きです。○か×か?」と聞きました。
「簡単ヤン」と全員即答でした。
T先生は「即答してくれるんや」と
じわーと水びたしになりそうになったと教えてくれました。
2列になるときは静かを作って時間内に集まるチャレンジに取り組みました。「ちょっと難しいんだな。小学校1年生がやることです。できるかな?」
「できる!」
足音も殺して、並んでくれました。
ボードに好きな絵を書いて、お友達に聞いてもらいます。
どうしたらいいかわからない時は先生が説明してくれました。
絵を消すときは、大事そうにひとつずつ丁寧にティッシュを使う子どもたちです。
最後は「ハートを書こう!」
「ハートってどんなイメージ?」と聞いてみたら
「きれい!」「やさしい」と答えてくれました。
すっごい楽しそうにいっぱいハートが並んだものや、
ひとつを大きく書く子もいました。
途中、ん~~と悩んでいて「やさしいハートじゃない」とつぶやいて
書き直した子もいました。
個性があふれています。
ボードを黒板にはったら
「なんか、かわいいねえ」とつぶやきながら近づいていってました。
最後にみんながハイタッチしてくれました。
子どもたちに受け入れてもらってた感動が湧き上がりました。
○子どもたちの力がみえる
ホワイトボードミーティングは2003年にちょんせいこ(株式会社ひとまち)氏が開発した話し合いの技術です。
会議で多様な意見をボードに書いて可視化することで受け止めるので、
何を話し合っているかが明確になります。
いつの間にか参加者の力で話し合いがまとまっていくとても効果的な方法です。
そこには、自分で選んで自分で決めていいんだよ、
Iam OK. You are OK.
を技術で引き出す力にあふれています。
私は、この技術を練習して会議や講習会の講師がとても楽しくなりました。
今日は初体験の子どもたちなのに、
消すしていいんだ!を発見したり、
自分の意見を言葉にしたり、
お友達の思いを話してくれたりしていました。
消すことは、Noを表しています。
「いやだ、が表現できる」、というのは幼稚園保育部門の目標のひとつですが、
これを大きくなっても練習できる、ステキな技術だなあと、改めて感じました。
このチャレンジに許可をくださった園長、
スーパーバイズをくださったちょんせいこさん、
進行を助けてくださった副園長、担任の先生に感謝です。
終わった後、
「また、こどもたちとやりたい」思いがぐいぐいとわいてきています。
ホワイトボードミーティングがもっと子どもたちの力を引き出してくれる、
そんな予感がしています。