こんにちは、kikoです。
今日は、いつも以上に硬い話かも。
アレルギーって聞いて、どんなイメージでしょうか?
大変!
大げさ!
よくわからない
などなど、いろいろかと思います。
私がかかわらせていただいている桑ノ木幼稚園は
アレルギーに対して、かなり対策をしていると思います。
もともとは、園内給食を始めたとき、調理師さんたちとかなりシビアに話し合いました。
それを契機に毎月アレルギー会議を行い、子供たちの食の安全に取り組んでいます。
使う食材は、できるだけアレルゲンの少ないものを選んでいます。
調理方法もかなり気を使ってくださっています。
そして、何よりもおいしいです。
また、近場にアレルギーの緊急対応について定期的に勉強会を開いてくださる病院があり
毎年先生たち全員が、研修を受けに行っています。
話を伺っていると、様々な患者さんの対応や知識や研究の積み上げから
毎年情報が少しずつ変化します。
桑ノ木幼稚園はこれを取り入れ、
通ってくる子供たちの安全を最大限守ろうと努力をしています。
今年は、ついに「パンと牛乳をやめる」になりました。
これにも歴史があります。
かつて偏食の強いお子さんがいらして、
その子が残さず食べるようにしたほうがいいかどうかを
かなり話し合いました。
当園のスーパーバイザーでもある札幌のT先生に
「全部食べてほしいのは、だれの思い?」と問いかけられ
また科学的知識を蓄え、「楽しく食べてたらOKだね」と収束しました。
(現在、そのお子さんはなんでも楽しく食べる子になりました)
園長も副園長も「大事ないのちをおあずかりしている」といつも言います。
だから、大事ないのちを守るために
勉強もするし、
大変だけれども保護者の皆様とも話し合い
園なりの安全を確保しようとしています。
きっかけは、重篤なアレルギーをお持ちのお子さんであり
保護者の方の訴えでした。
一つの食物しか口にできない
お子さんの行動でした。
相手の話を聴く、ことが
こんなにも子供たちの安全に影響するんだなあと
しみじみ思っています。
保護者の勝手な思い込みで栄養制限をすることは間違った行動だと私は思っています。
でも、今までの生活の中でお子さんを観察し
医師とも幼稚園や保育園とも話し合おうとしている保護者の思いは
尊重されるべきだと思います。
なぜなら、子どものことを一番理解し
一生その子を見守っていくのは保護者ですから。
少なくとも、お子さんをお預かりする保育園や幼稚園の先生たちは
真摯に勉強し、知識のブラッシュアップをしていくべきです。
ほんのちょっとの、「大丈夫じゃない?」が
お子さんの安全を脅かします。
そうなってからでは遅いです。
そうなる前の予防をしっかりとしていきませんか?