こんにちは、kikoです。
私はべびぃの育ちの応援をライフワークにしています。
その一つの方向性として「べびぃケア」を提唱しています。
べびぃの発達にそって変化する姿勢を見守り、楽しく動く成長を見守る、のがべびぃケア。
以前からお世話になっている
武岡先生が新しく赴任された保育園での実践報告をご紹介くださいました。
すっごいシンプルで、わかりやすい!
べびぃケアでお伝えしたいことをしっかりとつかんで実践してくd去っているなと思います。
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1テーマ:配慮を要する子どもやその保護者の支援
2研究目的:べびぃケアによる、子どもの発達の変化を見守り、
それを通して保護者の支援について考える
3実践事例
現在2歳10か月のお子さん
成育歴:両親と兄(年長)の4人家族、2013年4月、1歳3か月で入園
それまでは家庭で育つ
入園当初はつかまり立ち、ハイハイだったが活発に動き回る方ではなかった。
1歳半健診で歩行していなかったため、2か月後再検査となる。
その後、1歳8か月(2013年9月)で歩行開始となった
経過
2014年4月からそばで関わり、保育していく中で、
本児の身体や動きをみていて、いくつか気になることがあった
・歩行が左右に揺れる
・身体の硬さ、筋力の弱さ
・階段の上り下りを怖がる(特に降りる時は泣く)
ー手すりのないところは後ろ向きのよつばいで降りる
・固定遊具は怖がり、全くしようとしない
歩行開始が1歳8か月だったこと、何事も慎重な性格で経験不足なのだと思い、
自らしたがらないことは無理にはさせず、怖がるときは介助し関わるようにしていた
園内研修で「べびぃケア」を知り、園長に本児の状況を相談し、アドバイスをいただ
きながら、14年7月から午睡時にべびぃケアを取り入れる(現在14年11月)
本児は全く不快な様子はなく、「気持ちよい?」と問いかけると「気持ちよい」と
にっこり笑い、気持ちよさそうな表情をみせて答える。
それまではうつぶせ寝で指吸いをして眠っていたが、べびぃケアをすると、
指吸いはしなくなり、2~3分で眠るようになる
以前は泣いて目覚めることがほとんどだったが、
自ら自然に目覚め、機嫌よく起きるようになった。
毎日、べびぃケアを続けていくうちに、次第に体に変化がみられるようになった
・ポッコリ出ていたお腹が目立ちにくくなる
・階段の手すりのないところも立って降りれるようになる
・走れるようになる
・固定遊具(公園の滑り台)を自らやってみる
べびぃケアを始めてから、身体の変化だけではなく、
表情が明るくなり、
会話のやりとりが増え、
他児に積極的にかかわって遊ぶ様子が見られるようになった。
べびぃケアのおかげなのか、育つ時期だったのかはわからないが、
良い方向に代わっていっている
これまで母親には日々のエピソードや遊びの様子を伝え、コミュニケーションをとり、
信頼関係を築くことを優先し、べびぃケアについては知らせていなかった。
10月の個人懇談を機に、午睡の様子を写真で見せながら話をした
以前は「第2子で、兄も育ったし、心配はしていない」と話していたが、
べびぃケアをしてきて、変わったことを伝えると、
母親も喜び、安心した様子だった。
この日から家庭でもべびぃケアをしてくれている
考察
べびぃケアを行なってきて、
身体がどんどんかわっていくのをそばで見ていて実感することができた。
本児が毎日、うれしそうに眠る姿や
「気持ちいいからする」と言って布団の用意ができるのを待っている様子もあり、
取り組んできて本当に良かったと思う。
母親は今も家庭で毎日べびぃケアを行なってくれている。
そして以前よりトイレットトレーニングを進めてくれるようになった。
母親がこれほどに理解してくれると思っていなかったので、話してよかったと思う。
これからもべびぃケアのことをより勉強し学びながら、
保育士、子どもの成長を見守っていきたい。
保護者に対して育児の悩みや不安に思っていることに気づき、
気持ちに寄り添いながら支援していきたいと思う
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こんな実践をして報告しよう!と思ってくださったE先生
本当にありがとうございます。
先生の文章で、わたし、とっても元気になりました!
「その人らしく」を大切に 一緒に笑顔になる
母子フィジカルサポート研究会のセミナーでは
姿勢と発達をキーワードに親子への具体的支援のプロセスを
系統だてて考えるプログラムを用意しています。
皆さん、一緒に笑顔になりましょう!!